hearthis.at を使ってみた感じ。

 従業員大量レイオフでアマチュアミュージシャン界隈をざわつかせたSoundCloudの代替サイトとして最近注目されているらしいサイト「hearthis.at」。SoundCloudからの乗り換えならここが一番安定!と国内外でも評価が高かったので、とりあえず使ってみることにしました。

 ざっくり言うと、SoundCloudそのまんまのところが結構多いなーっていうのと、かつてSoundCloudにあった機能なんかも実装しつつ上手いこと収益化しようとしてんなーっていう雰囲気が感じられるサービスですね。個人的には機能多すぎてちょっと見づらいかな・・・という感も無くはない。

 まず、アカウントはFacebookまたはTwitterのアカウントから作成することが出来るんですが、連絡用のメールアドレスは後ほど自分のプロフィールを編集するときに必要になるみたいです。あとそれぞれのアカウントでログインしても連携するわけではなさそう。

 SoundCloudにアップロードした曲はhearthisから直接インポートできるよ!という完全に狙い撃ちのサービスが実装されていますが、無料アカウントだと1,000MB/週という縛りがあるので、SoundCloudで有料アカウントにして沢山公開してた人は引き続きこっちでも課金したほうがよさそうですねー。

あと、個人的に気になったのは「オフィシャルミュージシャンに登録してhearthisで曲を有償配信しよう」というプランがあること。そういやSoundCloudにも同様の機能あったのに何時の間にか無くなってたよなあこれ。
 SoundCloudと(おそらく)異なるのは、まずサービス開始時に「どっかのレーベルとかレコード会社とかと契約してるミュージシャンじゃないよね?」という注意書きがあること。メジャーで販路がある曲をこっちで直販されるのは困る、ということなんでしょうかね。
 申し込みを行って審査してもらう形式になっており、申込みフォームに必要事項を入力してsubmit(このサービスをどうやって知りましたか?的なところもあるけどそこは入力しなくてもOK)、あとでhearthis側から承認メールが送られてくるのを待つという流れです。僕の場合申請してから20分ほどで「You are now an Official Artist.」というメールが送られてきます。
 あーそうそう、直販の方はPaypalアカウントが必要です。予めPaypalのビジネスアカウントを用意しておいてください。詳しくは検索するんだよ!そのうち解説書くかもしんないけど。

 オフィシャルに指定されると名前の横にチェックマークが付きます。Twitterみたいですな。ほんで各曲の「Sell this upload」で曲の販売設定が可能となります。ちょっと困ったのが「価格はユーロで」というところ。マジかよ。ドルで配信するならBandcampなのかなあやっぱり。


 今のところはこんな感じです。アカウント作成して1時間ですでに曲が10回再生とかされてるあたり、今かなり利用されているサービスなのは間違いなさそう。来るべきSoundCloud崩壊に備えて(そうなるかは現時点で未知数ですが)こっちのアカウントを用意しておいても損は無いのでは。