ハードミニマル作曲講座:(6)スピード感をコントロールするには?
リズムでスピード感をコントロールする
今までハードミニマルと冠して作った曲が200くらいあるんですが、その枠の中でかつ同じくらいのBPMなのにスピード感が異なるものが出てきます。そこらへんのあたりを経験則のみで書いてみますね。
曲のスピード感を決める要素に「リズム隊の配置」が挙げられます。僕はキック大好きなんで曲作りするときは欲しいスピード感に併せてキックの並びを変えていますね。
一番スピード感が出やすいのは、単純に4つ打ちを突っ込むだけのパターンです。合間に音的にひっかかる部分が無いのでスムーズに聴けるのが特徴なんですが、シンプルだけに他の音とどう絡めるのかでセンスが問われるところです。
スピード感を犠牲にしてより重さを出したいときは、4つ打ちの合間に小さくキックを挟んでいきます。これは2つパターンがあって、僕がよく使うのはこういう感じ。
こっちの方がより重量感があってスピードがあまり出ない感じの音配置かなあ?という印象ですかねー。
というわけで、実際にどんな音になるかを短くまとめた動画をアップロードしましたので参考にしてみてね。
あと僕はスネアの代わりにもうちょっと重みのないクラップ系の音を重ねています。スネアは中音域も含んでいるものが多く、キックに重ねるとそこの音の印象が重くなりすぎるところがあってあまり多用できないんですよね。
あとシンプルな4つ打ちの時にスネアを差し込むと、ループを感じるリズムのポイントが間延びする感じがあって、ハードミニマルという枠の中で使うのはちょっと苦手なんですが、これも使い方によってはリズムを強化するものになります。
よくあるスネアやクラップの入り方は2拍めと4泊めのところですけど、これを4つ打ちに合わせて打たせることで4つ打ちの強いリズム感を引き立たせたりします。キックの音をあまりクセのない音にしておいて、これにスネアを重ねてアタックを強調しつつ、展開としてスネアを抜くなどの手法もあります。
よくあるスネアやクラップの入り方は2拍めと4泊めのところですけど、これを4つ打ちに合わせて打たせることで4つ打ちの強いリズム感を引き立たせたりします。キックの音をあまりクセのない音にしておいて、これにスネアを重ねてアタックを強調しつつ、展開としてスネアを抜くなどの手法もあります。
ではスネアの方も実演動画を短くまとめましたのでよかったら御覧くださいませ。